2006-05-01から1ヶ月間の記事一覧

一所懸命生きてきました

これは本当に良く手入れされ大事に使われてきた鋏です。当店にて何度も研ぎ直しをさせていただいて来た鋏ですが、本当に良く使われているのですが、しかも丁寧に使っていただいている鋏の見本みたいなものです。 だんだん寿命が短くなってきていますが、ネジ…

毎週火曜日は定休日

これまでか!

刃の幅はまだ広いし、はがねも付いている。なのにもうこの包丁は使えない。 こんな残念な事が時々起きます。一時期にこんな状態にはなりませんが、長い間使って、この包丁はステンレスではないので首根っこの部分の錆が進んで最後には折れてしまいます。折れ…

こぼれる程切れる?

こんなに大きく刃がこぼれてしまいました。もうこれは使えないかな。 刃がこぼれてしまった原因は、冷凍食品を切ったとの事でした。この包丁はステンレス製のもので余程ひどい切り方をしない限りこんなに大きく刃が欠けることは有りません。しかし冷凍食品に…

剪定はさみの裏刃研ぎ

植木を剪定するはさみは二種類の切れ刃と受け刃で構成されています。昔ドイツから伝わって来たのでしょうか、「ドイツ鋏」と言われて今に至っています。 この剪定はさみの研ぎはまず、どちらの刃も裏は錆びや木の渋をきれいに取り、次に受け刃は薄くなった砥…

包丁カツラの直し

よくある包丁のカツラ(口金)の緩みです。包丁のカツラの種類は、真鍮、洋白、ステンレス材、水牛角、プラスチック等があります。それぞれ長所短所がありますが、金属のものは使っているうちに薄いものは破れてとれてしまったり、水牛は割れてしまったりし…

刈り込み鋏の裏研ぎ

鋏の研ぎは、この刈り込み用の鋏に限らず刃の形は、片刃ですから表の刃を研ぎ込んで、裏の刃は平らでなくスキ込んで研いでゆきます。画像の裏刃は砥石でぴったりと丁寧に研いでしまったものです。 はさみは二枚の刃物がすり合って物を切ってゆきますので接触…

ラシャ鋏

長い間ご苦労様、お疲れ様でした。 このハサミが出来たのは昭和の初期頃ではないかと思います。ずいぶん長い間活躍してきたことでしょう。 ハサミはいつまで研ぎなおして使って行けるのか。このハサミを例にとってお話いたしますと、まずどこまで研ぐことが…

本日火曜日はお休みさせていただきます

汚れ取りの優れもの

包丁を研いで行く上で砥石で研ぐ前の汚れ落しに、もうひとつ使っている優れものがあります。 画像にあるのが研ぐ前の包丁と使用中の研磨布で、まだ汚れ落しがしていない状態です。拡大画像はきれいになった包丁と新しい研磨布です。 包丁の汚れ落しは、刃の…

片刃の包丁の裏押し研ぎ

魚を調理する、刺身包丁、出刃包丁はみな片方から刃を削ってあるいわゆる片刃包丁です。 この包丁を研ぐときは、片方の面(写真画像で刃を下にして右側)の刃の面だけを砥石にぴったりとあてて平らな砥石で研げばよいのです。 このように片方の刃の全体を研…

老舗の生け花ハサミ

日本でも華道においては有名な生け花用のハサミですが、今まで当店もよく研ぎ直しをいたしますがその度に思うことは、もう少しカシメ鋲が太ければガタが来なくて長持ちするのではないかと思うことです。 色々なメーカーのお花ハサミを研ぎますが、このメーカ…

刃物のこわや

「こわや」の屋号の意味を時々尋ねられるのですが、こわやの 「こわ」とは、この三河地方だけの方言かも知れませんが、「木っ端」「こは」「こわ」と変化した言葉ではないかと言われています。木っ端とは製材のときに出る製材クズのことで、昔は家庭では無く…

トレルのお話

「トレル」は手に優く、二度拭きがいらず、消臭効果もあり、環境にやさしく汚れ落しがすばやく出来ます。 【手に優しく、刺激臭がない、汚れ落しができる「トレル」のご紹介】 ■多機能還元水pH12アルカリイオン水とコロイド粒子が汚れに浸透し、汚れを何…

キエルのお話

「キエル」いかにもいい加減に名前を付けたんではないかと言う名前ですが、これは極めて優れもので、しかも人に優しい植物性素材が原料の消臭除菌剤です。 【消臭・除菌・防かびスプレー「キエル」のご紹介】 ■無農薬国産大豆のエキスが主成分だから高い安全…

毎週火曜定休日

あすのご来店をお待ちいたしております。

よくぞここまで

よくぞここまで使っていただきましてありがとうございます。 この包丁の最初の刃の幅は6センチ近く有りましたが、今は3.5センチ程になってしまいました。調理にも良く使っていただいて、いつもよく切れるよう研がせていただいています。柄も1,2度取り替…

どっちが切れる?

従来からの錆びる包丁はよく切れるが、錆びないステンレス包丁は切れないですねと、包丁をお求めになるとき、お客様がよくおっしゃいます。 科学的なことをお話しますと(刃物屋のおやじが勝手に思い込んでいるいい加減な事と受け取ってください)錆びる包丁…

鋏のネジ

以前、4月30日に庄三郎ラシャ鋏のネジについてお話しましたが。その続編で、実はネジの部品がもうひとつ有る事をお話いたします。 以前の画像ではネジの部品が7ツ有りますが実はもう一つここに写っていない部品が有るのです。今日の画像の一番右側にある…

握ハサミを研ぎます

ニギリ鋏(糸切り鋏)はこうして研ぎます。 刃物を研ぐには砥石に刃物がきちんと当たらなくては研げません。このニギリ鋏は刃が内側に有って、しかも二つの刃が根元で一体になっています。製造の時にはまだ曲げてないので研いで刃を付けるときも簡単ですが、…

庭のお手入れはノコギリが必要です

そろそろこんな刈り込み鋏の修理が増えてきたようです。 暖かくなってやっと庭の草木の手入れがしやすい時期になって来ましたので、まず道具の手入れをしてからと言うところでしょうか。 お預かりした刈り込み鋏のうち3丁のうち2丁までが、刃が異常に変形…

しまったー!!

やってしまいました。 ここのところどうも危ないなと思っていましたが、しかも今日は仏滅、ああ、やってしまった。 今日出来上がり予定の万能包丁と刺身用の柳刃包丁が仕上がっていませんでした。期日に遅れることが一番いけないと気をつけていたんですが、…

火曜日定休

本日は勝手ながらお休みさせていただきます。

パン切りほうちょう

こんな包丁を研ぎました。パンを切る波刃の包丁です。 最近のパン切り包丁は波刃のものが殆どで切り易くきれいに切れます。 昔(約20年くらい前)のパンきり包丁は、木を切るのこぎりと同じように刃の左右にいわゆる目があり、パンを切るとオガクズのよう…

柄の白いほうちょう

こんな柄の白くなった包丁をお預かりしました。 もともとは真っ黒のパッカーウッド(高級耐水性合板)なのですが、材料が違うのかと思われるくらい白くなって、しかも何か表面がざらざらして手にトゲが刺さりそうでした。 原因が良く分からないので引き取り…

ほうちょう研ぎの講習会

今日は包丁を何丁か研ぎにお持ちいただいたお客様が、自分でも研いで見たいとおっしゃるるので臨時に研ぎの講習会を開催いたしました。 今までも何人かの方が包丁の研ぎ方を練習して行かれました。条件はご自分の包丁と砥石をご持参いただくことだけです。 …

椿油

こわやでは、ほうちょうのさび止めに植物性の椿油をもう長いこと使っています。 研ぎ上げた包丁を乾かしてから刃の部分、錆びやすい柄の部分にとこの椿油を塗っています。 材料は植物性でしかも香料が入っていない椿油なので食品を切る包丁には一番適してい…

包丁の柄交換

包丁の柄(え)の取替えです。 包丁も長いこと使っていると柄が腐ってきて汚くなったり、ちゃんと持てないので使えなくなったりします。 特に和包丁はホウの木を使っていますので水切れが悪く3〜4年くらいで柄を交換したほうが良いでしょう。 でも、包丁の…

ハサミで鉛筆削り

こんな汚れが付いたハサミをお預かりしました。 本来は布を切るラシャ鋏ですが、この持主の方はこのハサミで時々鉛筆を削ってみえるようです。 ハサミの先のところが黒と赤の筋が付いています。鉛筆の芯の色です。 よほど手近に鉛筆が削れる刃物がなかったの…

定休日:毎週火曜日

きょうは火曜日にて定休日です。 またのご来店をお待ちいたしております。 営業時間:朝8時〜夜8時