多鹿貢作・和ばさみ




今では和ばさみとも呼ばれますが、元来は古代のエジプトやギリシャが起源でした。でも西洋はもとより、これを伝えた中国でも16,7世紀の頃に、ほとんど滅びてしまって、日本だけがその後も長く改良工法を凝らして多彩にハサミ文化を展開してきました。(道具曼陀羅による)この和ばさみの最高峰を作り上げた職人さん多鹿貢氏は平成3年に他界されています。きめ細かな細工にて、握り具合、切り加減、どれをとってもこれほどの気持ちの良いはさみには出会うことがないと思います。当店にて長年扱って参りましたが現在は在庫のみなっています。