包丁の柄交換

包丁の柄(え)の取替えです。
包丁も長いこと使っていると柄が腐ってきて汚くなったり、ちゃんと持てないので使えなくなったりします。
特に和包丁はホウの木を使っていますので水切れが悪く3〜4年くらいで柄を交換したほうが良いでしょう。
でも、包丁の柄の中に入る部分(柄込・えごみ)の長さが短かったり、細くなって弱くなっていると柄を付け直すことができません。柄込の長さも4センチ以上必要です。
上の画像の包丁は柄込がしっかりしていてまだまだ頑丈なのですが、画像の下の包丁は錆びて痩せてしまって、柄の中を加工しないと穴の大きさより細いので柄が付けられません。
こんなに痩せたのは日ごろの包丁の水切りが悪かったものと思われます。これが最後の柄の交換になります。刃の部分はそんなに使って減っていないのに。
毎日包丁を使い終わったらよく汚れを洗い落として、よく拭いてから風通しの良いところに置いてください。流し台の扉はいちばん湿気の多いところです。