研ぎ

・5月13日は母の日

包丁・はさみサービス研ぎ券

いつも、包丁ハサミの研ぎ直しをいただきましてありがとうございます。 今年から始めました。もっと包丁ハサミを快適にお気軽に使っていただきたく、こんなサービス研ぎ券を作りましたので、ご利用ください。 包丁ハサミを研ぎな直していただいて、現金でお…

もう一つの可哀想なハサミ

なんか変ですね、このハサミ。先が踏まれて折れてしまったものを長さを削って揃え、こぼれた刃も研磨して整えたものです。 でもこれで何とか仕事が出来るはさみに戻りました。

可哀想なラシャ切はさみ

このラシャ切鋏に出会ったのは4,5年前でした。何丁か研ぎ直しをお預かりした鋏の中の一丁です。刃は二枚とも外側に曲がって開いて、ハンドルは潰れて指が入る状態ではなく、刃こぼれも大きく二箇所ほどありました。 どうしてこんなになったかは、お聞きで…

切っ先の丸い包丁

刃のいちばん先の、切っ先が欠けてしまったり丸くなってしまったものを研ぎ直すとき、刃先は真っ直ぐに、そして背中を削って切っ先を尖らせます。 拡大画像のように、切っ先が丸く反り上がったまま刃を付けてしまうと、包丁を余程起こさないと切ることが出来…

一所懸命生きてきました

これは本当に良く手入れされ大事に使われてきた鋏です。当店にて何度も研ぎ直しをさせていただいて来た鋏ですが、本当に良く使われているのですが、しかも丁寧に使っていただいている鋏の見本みたいなものです。 だんだん寿命が短くなってきていますが、ネジ…

これまでか!

刃の幅はまだ広いし、はがねも付いている。なのにもうこの包丁は使えない。 こんな残念な事が時々起きます。一時期にこんな状態にはなりませんが、長い間使って、この包丁はステンレスではないので首根っこの部分の錆が進んで最後には折れてしまいます。折れ…

こぼれる程切れる?

こんなに大きく刃がこぼれてしまいました。もうこれは使えないかな。 刃がこぼれてしまった原因は、冷凍食品を切ったとの事でした。この包丁はステンレス製のもので余程ひどい切り方をしない限りこんなに大きく刃が欠けることは有りません。しかし冷凍食品に…

剪定はさみの裏刃研ぎ

植木を剪定するはさみは二種類の切れ刃と受け刃で構成されています。昔ドイツから伝わって来たのでしょうか、「ドイツ鋏」と言われて今に至っています。 この剪定はさみの研ぎはまず、どちらの刃も裏は錆びや木の渋をきれいに取り、次に受け刃は薄くなった砥…

包丁カツラの直し

よくある包丁のカツラ(口金)の緩みです。包丁のカツラの種類は、真鍮、洋白、ステンレス材、水牛角、プラスチック等があります。それぞれ長所短所がありますが、金属のものは使っているうちに薄いものは破れてとれてしまったり、水牛は割れてしまったりし…

刈り込み鋏の裏研ぎ

鋏の研ぎは、この刈り込み用の鋏に限らず刃の形は、片刃ですから表の刃を研ぎ込んで、裏の刃は平らでなくスキ込んで研いでゆきます。画像の裏刃は砥石でぴったりと丁寧に研いでしまったものです。 はさみは二枚の刃物がすり合って物を切ってゆきますので接触…

ラシャ鋏

長い間ご苦労様、お疲れ様でした。 このハサミが出来たのは昭和の初期頃ではないかと思います。ずいぶん長い間活躍してきたことでしょう。 ハサミはいつまで研ぎなおして使って行けるのか。このハサミを例にとってお話いたしますと、まずどこまで研ぐことが…

汚れ取りの優れもの

包丁を研いで行く上で砥石で研ぐ前の汚れ落しに、もうひとつ使っている優れものがあります。 画像にあるのが研ぐ前の包丁と使用中の研磨布で、まだ汚れ落しがしていない状態です。拡大画像はきれいになった包丁と新しい研磨布です。 包丁の汚れ落しは、刃の…

片刃の包丁の裏押し研ぎ

魚を調理する、刺身包丁、出刃包丁はみな片方から刃を削ってあるいわゆる片刃包丁です。 この包丁を研ぐときは、片方の面(写真画像で刃を下にして右側)の刃の面だけを砥石にぴったりとあてて平らな砥石で研げばよいのです。 このように片方の刃の全体を研…

老舗の生け花ハサミ

日本でも華道においては有名な生け花用のハサミですが、今まで当店もよく研ぎ直しをいたしますがその度に思うことは、もう少しカシメ鋲が太ければガタが来なくて長持ちするのではないかと思うことです。 色々なメーカーのお花ハサミを研ぎますが、このメーカ…

トレルのお話

「トレル」は手に優く、二度拭きがいらず、消臭効果もあり、環境にやさしく汚れ落しがすばやく出来ます。 【手に優しく、刺激臭がない、汚れ落しができる「トレル」のご紹介】 ■多機能還元水pH12アルカリイオン水とコロイド粒子が汚れに浸透し、汚れを何…

キエルのお話

「キエル」いかにもいい加減に名前を付けたんではないかと言う名前ですが、これは極めて優れもので、しかも人に優しい植物性素材が原料の消臭除菌剤です。 【消臭・除菌・防かびスプレー「キエル」のご紹介】 ■無農薬国産大豆のエキスが主成分だから高い安全…

よくぞここまで

よくぞここまで使っていただきましてありがとうございます。 この包丁の最初の刃の幅は6センチ近く有りましたが、今は3.5センチ程になってしまいました。調理にも良く使っていただいて、いつもよく切れるよう研がせていただいています。柄も1,2度取り替…

握ハサミを研ぎます

ニギリ鋏(糸切り鋏)はこうして研ぎます。 刃物を研ぐには砥石に刃物がきちんと当たらなくては研げません。このニギリ鋏は刃が内側に有って、しかも二つの刃が根元で一体になっています。製造の時にはまだ曲げてないので研いで刃を付けるときも簡単ですが、…

庭のお手入れはノコギリが必要です

そろそろこんな刈り込み鋏の修理が増えてきたようです。 暖かくなってやっと庭の草木の手入れがしやすい時期になって来ましたので、まず道具の手入れをしてからと言うところでしょうか。 お預かりした刈り込み鋏のうち3丁のうち2丁までが、刃が異常に変形…

パン切りほうちょう

こんな包丁を研ぎました。パンを切る波刃の包丁です。 最近のパン切り包丁は波刃のものが殆どで切り易くきれいに切れます。 昔(約20年くらい前)のパンきり包丁は、木を切るのこぎりと同じように刃の左右にいわゆる目があり、パンを切るとオガクズのよう…

ほうちょう研ぎの講習会

今日は包丁を何丁か研ぎにお持ちいただいたお客様が、自分でも研いで見たいとおっしゃるるので臨時に研ぎの講習会を開催いたしました。 今までも何人かの方が包丁の研ぎ方を練習して行かれました。条件はご自分の包丁と砥石をご持参いただくことだけです。 …

椿油

こわやでは、ほうちょうのさび止めに植物性の椿油をもう長いこと使っています。 研ぎ上げた包丁を乾かしてから刃の部分、錆びやすい柄の部分にとこの椿油を塗っています。 材料は植物性でしかも香料が入っていない椿油なので食品を切る包丁には一番適してい…

包丁の柄交換

包丁の柄(え)の取替えです。 包丁も長いこと使っていると柄が腐ってきて汚くなったり、ちゃんと持てないので使えなくなったりします。 特に和包丁はホウの木を使っていますので水切れが悪く3〜4年くらいで柄を交換したほうが良いでしょう。 でも、包丁の…

ハサミで鉛筆削り

こんな汚れが付いたハサミをお預かりしました。 本来は布を切るラシャ鋏ですが、この持主の方はこのハサミで時々鉛筆を削ってみえるようです。 ハサミの先のところが黒と赤の筋が付いています。鉛筆の芯の色です。 よほど手近に鉛筆が削れる刃物がなかったの…

トマトが気持ち良く切れなくなったら包丁の研ぎ時です

お客様から、ほうちょうは何時ごろ研いだらいいんですかとよく聞かれます。 無責任な言い方をすれば、私はほうちょうを良く切れるように研でいるだけで、毎日使っているのは普通のご家庭では、奥さんがいちばん使って見えるので、包丁の切れ味や使い心地は良…

鍔が取れました

お預かりしていましたほうちょうの鍔(つば)が取れました。二丁の鍔を削るのに40分掛かりました。実に難儀な作業でした。 でもこれで次から包丁を研ぐのにとても便利になった筈です。 包丁の持主のお客様は飲食店の方らしくご自分でほうちょうを研ぐこと…

消臭除菌剤・キエル

ちょうど包丁の研ぎが終わったところです。 包丁の研ぎはまず刃先の歪を直してから研磨機で荒削りをします。次に、砥石で研ぐ前に刃先と柄(ハンドル)をきれいに磨いて汚れや錆を落とします。そしてそれから一丁一丁砥石で研ぎ上げてゆきます。 最後に、革…

全鍔付き牛刀

こんな包丁の研ぎをお預かりしました。これは、ドイツ製のステンレスの牛刀で刃の長さは24センチと21センチでした。それにこの牛刀には鍔(つば)が付いており、しかも刃の切れるところまで達する全鍔(ぜんつば)が付いています。それでこの鍔を削って…

ハサミの研ぎ

今日も沢山のハサミの修理をお預かりしました。 私の好きな「庄三郎」印の羅紗(ラシャ)切ハサミです。なぜこの庄三郎のハサミが好きかというと、 とにかく切るときの動きがとてもスムーズなのです。ほかの普通のラシャ鋏は、ネジの部分に鍋型になったスプ…