知恵袋

椿油

こわやでは、ほうちょうのさび止めに植物性の椿油をもう長いこと使っています。 研ぎ上げた包丁を乾かしてから刃の部分、錆びやすい柄の部分にとこの椿油を塗っています。 材料は植物性でしかも香料が入っていない椿油なので食品を切る包丁には一番適してい…

包丁の柄交換

包丁の柄(え)の取替えです。 包丁も長いこと使っていると柄が腐ってきて汚くなったり、ちゃんと持てないので使えなくなったりします。 特に和包丁はホウの木を使っていますので水切れが悪く3〜4年くらいで柄を交換したほうが良いでしょう。 でも、包丁の…

ハサミで鉛筆削り

こんな汚れが付いたハサミをお預かりしました。 本来は布を切るラシャ鋏ですが、この持主の方はこのハサミで時々鉛筆を削ってみえるようです。 ハサミの先のところが黒と赤の筋が付いています。鉛筆の芯の色です。 よほど手近に鉛筆が削れる刃物がなかったの…

トマトが気持ち良く切れなくなったら包丁の研ぎ時です

お客様から、ほうちょうは何時ごろ研いだらいいんですかとよく聞かれます。 無責任な言い方をすれば、私はほうちょうを良く切れるように研でいるだけで、毎日使っているのは普通のご家庭では、奥さんがいちばん使って見えるので、包丁の切れ味や使い心地は良…

庄三郎羅紗切鋏の螺子

画像の上段にある螺子(ネジ)のグループが庄三郎で、下段のものは一般の羅紗(ラシャ)切ハサミのネジです。 以前お話したことがありますが、この庄三郎のネジの優れたところは、画像の右から二番目にあるコイルスプリングが入っているというところです。 …

鍔が取れました

お預かりしていましたほうちょうの鍔(つば)が取れました。二丁の鍔を削るのに40分掛かりました。実に難儀な作業でした。 でもこれで次から包丁を研ぐのにとても便利になった筈です。 包丁の持主のお客様は飲食店の方らしくご自分でほうちょうを研ぐこと…

消臭除菌剤・キエル

ちょうど包丁の研ぎが終わったところです。 包丁の研ぎはまず刃先の歪を直してから研磨機で荒削りをします。次に、砥石で研ぐ前に刃先と柄(ハンドル)をきれいに磨いて汚れや錆を落とします。そしてそれから一丁一丁砥石で研ぎ上げてゆきます。 最後に、革…

全鍔付き牛刀

こんな包丁の研ぎをお預かりしました。これは、ドイツ製のステンレスの牛刀で刃の長さは24センチと21センチでした。それにこの牛刀には鍔(つば)が付いており、しかも刃の切れるところまで達する全鍔(ぜんつば)が付いています。それでこの鍔を削って…

ハサミの研ぎ

今日も沢山のハサミの修理をお預かりしました。 私の好きな「庄三郎」印の羅紗(ラシャ)切ハサミです。なぜこの庄三郎のハサミが好きかというと、 とにかく切るときの動きがとてもスムーズなのです。ほかの普通のラシャ鋏は、ネジの部分に鍋型になったスプ…